株式会社ディスコは、精密加工装置の製造や販売を行う企業です。主に、半導体ウェーハや電子部品の「切る(Kiru)」「削る(Kezuru)」「磨く(Migaku)」に特化した技術を提供しています。本記事では、ディスコの会社概要や強み、取り扱い製品について詳しくご紹介します。ディスコのことがよく分かる記事となっています。また、ウォータージェット加工に関する相談をしたい方におすすめの企業も併せてご紹介します。目次株式会社ディスコの会社概要引用元:株式会社ディスコ公式HP会社名株式会社ディスコ本社所在地〒143-8580東京都大田区大森北2-13-11電話番号03-4590-1111設立1940年3月事業内容精密加工装置・ツールの製造・販売、関連サービス公式サイトURLhttps://www.disco.co.jp/jp/株式会社ディスコは、1940年に「第一製砥所」として設立し、当初は砥石の製造を主な事業としていました。半導体や電子部品の製造に不可欠な精密加工装置および加工ツールの開発・製造・販売を手掛ける日本の企業です。ディスコの製品は、国内外の半導体メーカーや電子部品メーカーに広く採用されており、私たちの生活に欠かせない製品の内部で機能する部品の製造に利用されています。他社と比較した時のディスコの強み引用元:株式会社ディスコ公式HPディスコの強みを分かりやすくまとめてみました。他社にはないディスコならではの強みのため、ぜひチェックしてみてください。・ 高度な精密加工技術・顧客ニーズに応じた柔軟な対応・アフターサービスと技術サポートの充実高度な精密加工技術ディスコは、「切る」「削る」「磨く」の3つの加工技術に特化し、半導体や電子部品の加工においてトップクラスの精度を誇ります。特に、シリコンウェーハやサファイアウェーハなど、高硬度・高精度を要求される素材を加工するための装置が評価されています。これにより、スマートフォンや自動車、ICカードなど、さまざまな製品の高性能化を実現しています。顧客ニーズに応じた柔軟な対応ディスコは、顧客の要求に応じて製品やサービスをカスタマイズする柔軟性が強みです。加工プロセスの設計段階から技術提案を行い、最適な加工技術を提供しています。さらに、加工の技術検証や試作品製造といったプロセスでの支援も行い、顧客の抱える課題を解決し、多様な業界のニーズに応えることが可能です。アフターサービスと技術サポートの充実ディスコは、製品の提供後も安心して使用できるよう、メンテナンスや研修サービスをサポートしています。定期点検や修理サービスに加え、オペレーターへのトレーニングプログラムを実施し、顧客が機器の性能を最大限に活用できるよう支援。さらに、加工条件を最適化するテストカットや、迅速な対応が可能なグローバルな技術サポート拠点を展開しています。ディスコの取り扱い製品引用元:photoAC続いては、ディスコの取り扱い製品について紹介します。ディスコを検討している方はぜひ参考にしてください。1. DAW4110 オートマチックウォータージェットソーDAW4110は、ディスコの先進的なウォータージェット加工装置で、独自の水と研磨材を混合して吐出する技術を採用しています。この装置の大きな特徴は、非熱加工による高精度な切断を可能にする点です。一般的な熱加工では材料に熱変形やストレスが発生する可能性がありますが、ウォータージェットはこれを完全に回避します。これにより、金属、樹脂、セラミックスといった幅広い材料の加工が高品質で実現します。DAW4110は、半導体ウェハの切断や電子部品の加工、さらには医療分野の特定材料処理など、幅広い用途に活用されています。2. ウォータージェットソーによる切断の解決策ディスコのウォータージェットソーは、従来の切断技術では困難だった材料や形状に対応可能な加工ソリューションを実現しています。この技術は、薄く壊れやすい材料や積層された複雑な材料にも適しており、非熱加工の特性を活かして材料にダメージを与えることなく加工を実現します。特に、この技術はガラス、セラミックス、複合材料、樹脂などの切断に適しており、精密かつクリーンな加工が求められる半導体や電子部品製造において重宝されています。曲線切断や複雑な形状加工にも対応可能なため、設計の自由度を高めるだけでなく、製品開発の可能性を広げるツールとして活用されています。3. 精密加工ツールディスコのウォータージェット加工用精密ツールは、高度な技術を駆使して製造され、特定の加工用途に合わせた性能を発揮します。これらのツールは、ウォータージェットソーとの組み合わせにより、切断、溝入れ、穴あけといった多様な加工を高い精度で行うことが可能です。ディスコの精密加工ツールは、耐久性にも優れており、長時間の使用でも安定した性能を発揮します。このため、頻繁な交換が不要で、ランニングコストの低減にも寄与します。ウォータージェットについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください。ウォータージェット加工とは?加工の種類や優れた特徴を詳しく解説ウォータージェット加工の悩みを相談したいおすすめの3社引用元:photoACここまで、ディスコの取り扱いサービスなどを紹介しましたが、いかがでしたか?これからウォータージェット加工の悩みを相談できるおすすめの3社を紹介します。どの会社も、ウォータージェット技術を用いた製品やサービスを提供している会社のため、一緒に比較してみてください。1.日進機工株式会社引用元:日進機工株式会社公式HP 会社名日進機工株式会社本社所在地〒463-0808愛知県名古屋市守山区花咲台2-401電話番号052-739-2771設立1965年2月事業内容ウォータージェット機器・各種洗浄装置・生産設備とFAシステムの設計製作販売自動車事業.環境保全、省資源、省エネに対応した価値の高いメンテナンス公式サイトURLhttps://nissinkiko.com/日進機工株式会社は1965年に設立以来愛知県に拠点を置き、水の力を使ったプラントメンテナンスや、ウォータージェット機器製造・販売する高い技術力がたびたびメディアに掲載されるほど評判のメーカーです。日進機工のウォータージェットは高圧水流を用いた多様な用途に対応しており、低振動・低騒音の作業環境を実現します。この水流はマッハ3の速度に達し、通常の水道圧の約1500倍の圧力を生み出しています。複雑な形状や狭小部でも効率的な加工・処理が可能で、低振動・低騒音を叶えています。日進機工のお取り扱い製品を紹介している記事も参考になる為、ぜひご覧ください。日進機工の概要やおすすめの取り扱い製品を紹介!日進機工株はウォータージェット関連機器の販売で日本をリードする企業です。特に名古屋市でウォータージェットの導入や活用を検討している方におすすめの会社です。会社概要など詳しく知りたい方は、公式ホームページにぜひ訪れてみてください。【「日進機工株式会社」の公式ページはこちら】2.株式会社アドライブ引用元:株式会社アドライブ公式HP会社名株式会社アドライブ本社所在地〒233-0015神奈川県横浜市港南区日限山3-36-1電話番号045-846-5008設立2007年事業内容アスベスト除去工事、アスベスト含有調査、ウォータージェット工事(ハツリ、塗膜剥離)、塗装工事、内装解体工事公式サイトURLhttps://www.ad-rive.net/株式会社アドライブの「ウォータージェット工法」は、コンクリートのはつり工事、防水撤去工事、アスベスト含有塗膜除去工事など、幅広い用途に対応している工法です。団地やマンションなどの石綿管除去や、レイタンス除去工事(グリーンカット)なども対応しているのが特徴です。3.株式会社高山組引用元:株式会社高山組公式HP会社名株式会社高山組本社所在地〒878-0025大分県竹田市大字拝田原608番地電話番号0974-63-2500設立1928年事業内容総合建設業(土木工事、舗装工事、構造物補修工事、建築工事、解体工事)公式サイトURLhttps://www.takayama-gumi.co.jp/株式会社高山組のウォータージェット工法は、超高圧水を利用してコンクリートを粉砕する技術です。この方法は、コンクリートと水の衝突による直接的な破壊ではなく、水がコンクリートの結合部に浸透することによって発生する「水くさび作用」を利用しています。コンクリート構造物に対する変形、ひずみ、残留応力を最小限に抑えることが可能で、マイクロクラックが発生も防止できるといった特徴があります。最後に引用元:photoAC株式会社ディスコは、精密加工技術において世界的に高い評価を得ている企業です。その製品と技術は、半導体や電子部品の製造に欠かせないものであり、業界をリードする存在と言えます。また、ウォータージェット加工を外注したい場合には加工技術に特化している、当記事でも紹介した他の企業も良い選択肢となるでしょう。自社のニーズに合ったパートナーを見つけることで、より効率的な加工プロセスを実現することが可能です。ぜひ、最適な企業を見つけてください。この記事をご覧の方は、こちらの記事も参考にしています。ぜひご覧ください。コンクリート加工にウォータージェットがおすすめな理由と欠点を解説